ヤマタミ音響技研株式会社は、音響用振動板のイノベーションをコアに身近なスピーカーの比類ない音質をもって音響業界の発展と人々の生活環境の向上を目指し、そのことで人々の幸福と平和への願いに貢献する事を目的にしています。
<技術について>
ヤマタミの技術革新は、日本伝統の和紙技術が発明にもたらした音響用振動板の製造方法であり、このプロセスを経ることで飛躍的に音質を向上できるばかりでなく、使用可能な材料の範囲が広がることで従来プロセスより多様な音作りが可能となる技術です。更には抄紙プロセスで発生する廃水についても飛躍的に廃水中の廃棄物量を減少させるプロセスであるため、抄紙材料の節約ときれいな排水を可能にしています。電気信号を振動に変換し音として空気中に伝えるスピーカーの音響振動板は、楽器にとって響板が重要な質の要素であることと同じように、スピーカーにとって音響振動板はその音質に多大な影響を与える重要な部品です。直接音質として現れるためです。
<希望と願い>
ヤマタミは、この技術は音響振動板最後の大きな技術革新だと考えます。
ヤマタミは、この技術が世界の音響業界を活発化させ、そのことが世界の人々の幸福と平和に貢献すると信じます。
なぜならそこには、技術と効果に根拠があり、夢が広がる喜びがあるからです。
ヤマタミのプロセスが完成させる音響振動板の多層構造そのものは、長い間理想とされながら工業化に至らなかった構造です。「相反する要素を分離一体化した多層構造」、それが音響振動板の理想構造です。ヤマタミがプロセスを発明するまでは、工業化に至らなかったいくつかのプロセスがあります。多少は工業化されたことがあるかもしれないが、消えてしまったものもあるでしょう。振動板の表面に塗装を施し多層構造の効果を目指したものや、別々に漉いた紙や板を貼合せたものもあります。しかしこれらは研究開発に留まり工業化に至らなかったもの、一部の範囲で効果があるもの、製造工程が複雑なものなど、幅広く活用される基礎技術ではありませんでした。ヤマタミのプロセスは、その工程を経ることで容易に多層構造を作り、その結果飛躍的に音質を向上させた音響振動板を安定生産する技術であり、構造的課題をも解決する技術です。その存在を例えるならば、パソコンの優れたOSのように、音響振動板にとって極めて有効な基礎技術です。
しかし、パソコンの優れたOSにもその上で動く優れたソフトやアプリケーションを付加することで全体として質と価値が向上するという現象があるように、ヤマタミのプロセスにも、その理念を理解し、設計開発技術や材料加工技術などオリジナルを活かしてこのプロセスが可能にした幅広い可能性を追求し、質の高い生産を行うことが望まれます。そして、そのように質の高い音響振動板の性能を100%引き出すスピーカー技術者の手によって製品が開発され、全体として質と価値が向上、市場の質も向上する。そのことで、数少ない音響振動板技術者の次代を担う人材を育成し、結果として音響業界全体の発展と社会生活の向上に寄与できると信じます。
それが、ヤマタミの希望であり、願いです。
<活動と姿勢>
ヤマタミは、今日までの長い和紙の歴史の中で音響振動板を選択し、質を追求してまいりました。質は人々の生活に大きく寄与します。便利さがもたらすものとは違い、長期にわたり人々の精神に幸福を与える要素です。随分昔に作られた音楽でも、現在聴いても新鮮さを得る感動がある。質とはそのようなもので、時代を感じさせない不思議な力があるのでしょう。産業革命以降世界中の人々に紙を届け、情報社会に寄与し社会を便利にしてきた洋紙は、生産量こそ巨大にしても未だに和紙の性能を超えることはない。そこにはやはり、質の違いが存在します。
ヤマタミの活動は、質と向かい合う姿勢であり、音響で社会の幸福を追求する活動です。